土木用ひび割れ誘発目地材



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ここでは実際に、KB目地を使用して頂いた現場をご紹介させて頂きます。

現場紹介NO1

U字型擁壁工
A/Sタイプ使用
工事名:
国庫債務負担行為3・5・21鉄工団地通擁壁新設工事
発注者:
札幌市
施工業者:
伊藤組土建株式会社
構造物:
U字擁壁工
使用タイプ:
Aタイプ H-50 L=357.2m、Sタイプ L=103.4m

北海道札幌市西区に流れる川を渡る橋新設工事の一環として、橋の取付道路部にあたるU字擁壁工にコンクリートひび割れ誘発目地『KB目地』を採用して頂きました。
擁壁の延長は約170m、12スパンでの打設となっており、KB目地は1スパンあたり2箇所入る計画となっています。厚さ500mmの擁壁部には止水性のあるAタイプを、厚さ250mmの壁高欄部にはかぶり厚が小さい壁高欄用のSタイプを使用しています。

今回の工事では、ひび割れ誘発目地材のみが設計に含まれていたそうですが、伊藤組土建様の技術部門で独自に温度解析をした結果、目地と一緒に膨張材を使用するとより効果的であるという事で、壁高欄部には、誘発目地以外に、膨張材も使用されているそうです。

施工写真
【KB目地設置部】
【KB目地と誘導鉄板】
【上:Sタイプ,下:Aタイプ】
【KB目地面取り部】
【完成躯体】
【完成躯体のKB目地部】
現場からの声

お客様より『KB目地』についてのご感想を頂きました。

KB目地を採用した理由は?

施工の良さです
KB目地Aタイプは、止水性もあり、化粧目地もついているので、コーキングの必要がない点が気に入っている。その分、足場もすぐに撤去して、埋め戻すことができるので、工期短縮にもつながる。
KB目地Sタイプは、施工性は特に変わらないが、2スパン程度しか打設していないので良さ等はまだわからない。
他社の誘発目地と比較検討した事があり、他者の誘発目地は「面取り部分を自分達で加工しなければならなく、3cmしかない面つらの押えをどうするかという問題があった」点と「誘導鉄板を設置するための鉄筋が別途必要になる」点がネックとなった。

KB目地の効果は?

ひび割れは誘発されていると思います
今回は5m間隔で、膨張剤と併用したため、ひび割れは抑えられたが、脇や中央部に入った事もあったので、4m間隔でもいいのかなとも思う。現場に対しては4mにするか5mにするかメリット、デメリットを合わせて話しをすると良いのではないか。
他社の製品と比較しても目地幅が広い分、誘発性も高いのではないか。

KB目地の改善点は?

ブチルゴム部分に覆われているシールが剥がれにくい
Aタイプ使用時にブチルゴム部分に覆われているシールが剥がれにくい。
気温が上がるとゴムが溶けて粘着が強くなり、特に剥がすのが大変になる。型枠が立っている狭い中で作業するには非常に困難なので、もう少し剥がしやすくなるよう工夫して欲しい。
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