かぶり内に設置した止水材は「シーリングに頼らず」漏水と鉄筋の腐食から長時間に渡って守ります。中性化の進行が速い建築構造物だからこそ、コンクリート内部でしっかりと止水します。 欠損を兼ね備えた止水材と誘導鉄板により、必要欠損量を簡単に調節できます。また、バネ材によるワンタッチ固定で、誰でも簡単かつ正確に固定する事が可能です。
ARタイプ本体を簡単に固定できる金物です
【対応鉄筋径:D13~19用】※対応鉄筋径などのご要望に応じます
誘導鉄板を簡単に固定できる金物です
KB目地のみでは断面欠損率が足りない場合に使用。設置にはバネを引っ掛けるだけで固定ができる「プレートホルダー」を使用して、配力筋に簡単に取り付けることができます。
壁厚に合わせて50mm、100mm、150mmの3種ご用意しております。 ※鉄板幅が上記以上必要な場合でも都度ご要望に応じます
日本建築学会 マスコンクリートの温度ひび割れ制御設計・施工指針・同解説抜粋
部材断面が大きなマスコンクリートでは、一般的な壁のようにかぶり部分に誘発目地を設置しただけではひび割れを誘発する事は難しく、ひび割れを確実に集中させるためには、比較的大きな断面欠損が必要である。
断面欠損率の目安としては、土木学会コンクリート標準仕方書では50%程度、JCIマスコン指針では40%程度以上としており、設置間隔はそれぞれの打ち込み高さの1~2倍を目安としている。
鉄筋コンクリート造建築物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針・同解説抜粋
ひび割れを誘発目地位置に、確実に集中させるための「壁厚に対する断面欠損率」は、壁厚の20%以上必要であると判断される。できれば壁厚の25%以上確保する事が望ましい。
断面欠損率の算定方法(例)
壁厚 W=450mm・断面欠損率40%以上の場合 450mm(W寸法) × 40% = 180mm(必要欠損量) = (20mm + 20mm + 50mm) × 2 ※日本仮設叶эァ 断面欠損率 40%