土木用ひび割れ誘発目地材



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現場紹介 No2

橋梁上部工地覆部
Sタイプ使用
工事名:
平成24年度新和田トンネル有料道路橋梁修繕工事見附橋
発注者:
長野県道路公社
施工業者:
株式会社 宮下組
施工時期:
平成24年9〜10月
構造物:
橋梁上部工地覆部 
使用タイプ:
Sタイプ
計画経緯

 新和田トンネル有料道路は、長野県小県郡長和町〜岡谷市長地の延長15.2qに渡たり、関西〜関東を結ぶ物流道路として一役を担っています。山岳道路ではありますが緊急輸送路として位置付けされ、大型車両の交通量も多い幹線道路です。長野県内でも標高の高い所に位置しているため、冬期間は降雪と気温低下が著しい地域です。有料区間内の橋梁は凍結融解や凍結防止剤の散布による塩害を受け、幾度も補修工事が行われてきました。
 この度、橋梁の長寿命化を図るため、ひび割れ誘発目地による温度ひび割れの抑制が検討され、KB目地Sタイプを採用して頂くことになりました。誘発目地性能・施工性に加え、当現場と同様に厳しい北海道での冬期気候条件下での実績が評価され、工事計画段階からの協力となりました。

<採用された橋梁>
        おめくら
・平成23年度  男女倉大橋  L=106.6m、W=7.5(8.5)m
・平成24年度  見附橋    L=78.0m、 W=7.5(8.5)m ※今回紹介現場
・平成24年度  わらび平橋  L=46.0m、 W=8.0(9.2)m
計画内容

 見附橋は橋長78mで、上下線合わせると地覆部総延長は156mあります。
誘発目地ピッチは、当現場における過去の損傷状況と弊社の実績から5m以内とし、高欄支柱間の中央に目地がくるように割付けました。確実に目地部へひび割れを誘発する為、断面欠損率は40%(コンクリート示方書では30%〜50%を推奨)を確保しています。

-クリックすると大きな割付図がご覧いただけます-
施工写真
◆地覆部 施工前
   
 
     
◆KB目地取付状況
   
 
     
◆KB目地設置後
   
 
現場からの声
発注者と施工業者から「KB目地」についてのご感想を頂きました。
発注者:長野県道路公社 設計担当者様

KB目地を採用した理由は?

 
誘発性能と北海道の厳しい冬期気候条件での実績
橋梁に於いて塩害が著しく、幾度となく修繕工事を行ってきましたが、期待する効果が得られませんでした。コンクリート目地の間隔を重視することなく施工されたことが原因で、ひび割れが発生し、そこから融雪剤溶液が浸透して構造物への破壊へと繋がっていました。
構造物の長寿命化を計る為にはコンクリートの品質はもとより、構造物の形式・道路環境等を考慮すると共に、目地構造・材質を検討した結果、HPで地覆及び壁高欄専用のKB目地Sタイプを見つけました。
誘発目地性能に加え、当現場と同様に厳しい北海道の冬期気候条件での実績が採用の決め手となりました。
 

KB目地使用後の感想

 
施工性・仕上がり良好、ひび割れ発生も無し
 

構造部に併せて目地材が加工されているため、施工が早く、従来の目地材より確実に固定できます。また、構造物の表面仕上がりが良好です。
KB目地の効果により高欄支柱部等に発生したひび割れがなく、健全な状態を維持しています。

 

KB目地の改善点は?

 
狭小部の固定作業を容易に
 

狭小部に於ける目地固定の作業が困難です。型枠の外から固定作業ができるとよいと思います。

 
 
外からの固定には、付属品の木ビスをご使用して頂いております。若干、跡が目立ちますが、釘より固定力が高い分、ノロ止め効果もあります。
 
 
日本仮設梶@KB課
 
 
 
施工業者:株式会社 宮下組 作業所 森泉所長

KB目地を採用した理由は?

 
優れた誘発性能・仕上がり・施工性、設計協力があるところ



ひび割れ誘発性能に優れていると考えた点。
コンクリート仕上壁面とKB目地材との取り合いの仕上がりがきれいである点。
施工性に優れている点(容易に取付ができる、現場加工が少ない)。
設計協力がある点。

 

KB目地使用後の感想

 
有害クラックなし、施工性・仕上がりも良好
 

有害な亀裂がなく良質な製品を発注者に納品する事できました。
また、施工性も良く、地覆コンクリートとの取り合いもきれいに仕上がりました。

 
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