先日、新しく「2012年制定コンクリート標準示方書」が発行されました。 ひびわれ誘発目地の記述内で断面欠損率について、2007年制定の示方書では「30〜50%程度とするのがよい」とされていましたが、新しい示方書では「50%程度以上とすることで…」に変更されました。
日本仮設では、施工性と誘発効果のバランスを考え「断面欠損率50%」でご提案させて頂きます。
なお、KB目地は誘導鉄板により断面欠損率を確保し、誘発効果を高めています。その誘導鉄板は、構造物に合わせて製作しているため、断面欠損率の調整が容易であり、断面欠損率50%程度以上にもスムーズに対応できます。
何かご不明な点がございましたら、弊社KB課までご相談ください。
9.9ひび割れ誘発目地
【解説】
ひび割れ誘発目地を設ける場合には、誘発目地の間隔および断面欠損率を設定するとともに、目地部の鉄筋の腐食を防止する方法、所定のかぶりを保持する方法、目地に用いる充填材の選定等について十分な配慮が必要である。一般的には、誘発目地の間隔はコンクリート部材の高さ1〜2倍程度とし、その断面欠損率は50%以上とすることで確実に誘発できる場合が多い。